No.028 Log
マウントハーゲン オーガニックの豆を16回淹れた記録|湯温・挽き目・比率をBrew mapで振り返る
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マウントハーゲン オーガニックの豆を16回ハンドドリップした記録を、湯温・挽き目・比率の図で振り返ります。濃すぎると感じて1:12から1:15へ変えたのに、満足度が高かったのは1:12のほうでした。
マウントハーゲン オーガニックの豆を16回ハンドドリップした記録を、湯温・挽き目・比率の図で振り返ります。濃すぎると感じて1:12から1:15へ変えたのに、満足度が高かったのは1:12のほうでした。
マウントハーゲン オーガニックの豆を、2026年3月から7月までに16回ハンドドリップ(ドリッパーにお湯を注いで淹れる方法)しました。 途中で「濃すぎる」と感じて、比率(粉の量に対する湯の量)を1:12から1:15に変えています。 ところが記録を見返すと、満足度5が出たのは、濃すぎると感じていた1:12の時期だけでした。
この記事では、16回分の湯温・挽き目・比率をBrew mapという図にして、どこで何を変え、満足度がどう動いたかを順番に見ていきます。
「マウントハーゲン」で調べると、見つかるのはインスタントコーヒーの話がほとんどです。 この記事は豆を挽いて淹れたときの記録で、淹れ方の条件と満足度の変化をまとめています。
なお、味の評価は自分の舌で付けたものです。 同じ条件で淹れても同じ味になるとは限らないので、ひとつの記録として読んでください。
記録した豆と抽出の条件
豆:マウントハーゲン オーガニック(ミディアムのブレンド)
使ったのはマウントハーゲンのオーガニックのブレンドで、焙煎はミディアム(中煎り)です。 粉ではなく豆のまま買い、淹れる直前に挽きました。 3月から7月までのあいだに、途中で豆を買い足しています。
道具:無印良品のドリッパーとCoresのグラインダー
ドリッパーは無印良品のステンレスドリッパーを使いました。
グラインダーはCores(コレス)のコーングラインダー C330 です。 コーン式(円すい形の刃で豆を挽く方式)のグラインダーで、目盛りで挽き目を調整できます。 この記事の「挽き目」はこのグラインダーの目盛りの数字です。 数字が大きいほど粗くなります。
記録した項目
毎回、次の項目を記録しました。 抽出(お湯でコーヒーの成分を引き出すこと)にかかった時間も残しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 湯温 | 90℃・95℃ |
| 挽き目 | グラインダーの目盛り(5〜6.5) |
| 粉と湯の量 | グラムで量る(比率は湯÷粉で計算) |
| 抽出時間 | 秒 |
| 満足度 | 5段階 |
| 味 | 香り・酸味・苦味・甘味・コク・後味をそれぞれ5段階 |
比率の1:15は「粉1gに対して湯15g」という意味です。 数字が小さいほど、粉に対して湯が少ないので濃くなります。
味の6項目の付け方はコーヒーの味を評価する6つの軸で紹介しています。 ただし3月と4月は香りと後味をまだ記録していませんでした。
Brew mapで見る16回の抽出記録
16回の記録を、条件ごとにまとめて図にしました。 同じ湯温・挽き目・比率で淹れた回はひとつの点にまとめています。
Brew map
マウントハーゲンオーガニック
MyCupLog の抽出記録(2026.07.02 までの記録)
濃さ(粉と湯の比率)↑ 濃い
↓ 軽い
← 控えめ進みやすい →
抽出の進みやすさ(湯温・挽き目から見た目安)
- 満足度が高かった条件
- ほかに試した条件
湯温・挽き目・比率から見た抽出方向の目安です。豆、焙煎度、器具、注ぎ方などでも味は変わります。
| 条件 | 回数・満足度・味の平均・期間 |
|---|---|
| 90℃ · 挽き目 5 · 1:12.0(満足度が高かった条件) | 1回 · 満足度 5酸味 4.0 · 苦味 1.0 · 甘味 1.0 · コク 3.02026.03.11 |
| 95℃ · 挽き目 5 · 1:12.0(満足度が高かった条件) | 7回 · 満足度 5酸味 3.1 · 苦味 3.0 · 甘味 1.9 · コク 3.72026.03.16〜2026.04.11 |
| 95℃ · 挽き目 6.5 · 1:15.0(ほかに試した条件) | 1回 · 満足度 4香り 3.0 · 酸味 2.0 · 苦味 2.0 · 甘味 2.0 · コク 3.0 · 後味 3.02026.05.15 |
| 95℃ · 挽き目 6 · 1:15.0(ほかに試した条件) | 2回 · 満足度 4香り 2.5 · 酸味 2.5 · 苦味 3.0 · 甘味 2.0 · コク 4.0 · 後味 3.52026.05.17〜2026.05.20 |
| 90℃ · 挽き目 6 · 1:15.0(ほかに試した条件) | 5回 · 満足度 4香り 2.8 · 酸味 3.0 · 苦味 3.0 · 甘味 2.6 · コク 3.2 · 後味 3.42026.06.04〜2026.07.02 |
図の読み方
横は「抽出の進みやすさ」です。 湯温が高いほど、挽き目が細かいほど右に寄ります。
縦は「濃さ」で、粉に対して湯が少ないほど上に寄ります。 上の端が1:12、下の端が1:18です。
四隅の言葉(酸味・柑橘系など)は湯温・挽き目・比率から見た方向の目安です。 豆や焙煎度、注ぎ方でも味は変わるので、その位置にあるから必ずその味になるわけではありません。
16回は5つの条件にまとまった
16回の記録は図の上では5つの点になりました。
- 上の2つの★:比率1:12で淹れた条件(湯温90℃と95℃)
- 真ん中の3つの点:比率1:15で淹れた条件(湯温と挽き目が少しずつ違う)
真ん中の3つは位置がほとんど重なっています。 湯温を下げると左へ、挽き目を粗くしても左へ動くのですが、今回はその変化が小さかったためです。 細かい違いは図の下の表で見られます。
記録の流れ:1:12から1:15へ
次は、淹れた順に条件がどう移ったかを矢印で見てみます。
Brew map
マウントハーゲンオーガニック
MyCupLog の抽出記録(2026.07.02 までの記録)
濃さ(粉と湯の比率)↑ 濃い
↓ 軽い
← 控えめ進みやすい →
抽出の進みやすさ(湯温・挽き目から見た目安)
- 満足度が高かった条件
- ほかに試した条件
- 記録した順の移り変わり
湯温・挽き目・比率から見た抽出方向の目安です。豆、焙煎度、器具、注ぎ方などでも味は変わります。
MyCupLog でこの豆を見る最初の★から右の★へ進み、そのあと下の真ん中へ移っています。 時期ごとに分けると、次の3つの段階になりました。
3〜4月:1:12で湯温を90℃から95℃へ
最初の1回は湯温90℃・挽き目5・比率1:12で淹れました。 2回目からは湯温を95℃に上げ、4月11日まで同じ条件で7回淹れています。
この時期の8回のうち、満足度5が3回ありました。 今回の記録で満足度5が出たのは、この1:12の時期だけです。
抽出時間はおおむね210〜230秒でした。 量を多くした日は295秒、少なくした日は190秒と、量によって変わっています。
5月:濃すぎたので一般的な比率1:15へ
1:12は自分には濃すぎると感じたので、5月から一般的な比率の1:15に変えました。 比率の目安についてはコーヒーの黄金比(ブリューレシオ)で詳しく書いています。
あわせて挽き目を6.5、6と粗くしました。 抽出時間は150〜180秒ほどになり、1:12の時期より短くなっています。
この時期の3回の満足度は4・3・4でした。
6〜7月:湯温を90℃に下げて比べた
6月からは比率1:15・挽き目6のまま、湯温だけを95℃から90℃に下げました。 湯温を変えたら味がどう変わるのかを知りたかったからです。
90℃で5回淹れた満足度は4・4・4・3・3でした。 最後の2回(6月19日と7月2日)はどちらも満足度3です。
記録から読めること
16回だけの記録なので、ここに書くのは「この記録ではこうだった」という範囲の話です。
比率を変えると味の評価の平均も動いた
1:12で淹れた8回と、1:15で淹れた8回で、味の評価の平均を比べました。
| 項目 | 1:12(8回) | 1:15(8回) |
|---|---|---|
| 酸味 | 3.3 | 2.8 |
| 苦味 | 2.8 | 2.9 |
| 甘味 | 1.8 | 2.4 |
| コク | 3.6 | 3.4 |
1:15にしてからは甘味の評価が上がり、酸味の評価が下がりました。 コクの評価はどちらも3点台で、大きくは変わっていません。
ただし比率と同時に挽き目も変えています。 途中で豆を買い足しているので、豆の状態も時期によって違います。 どれが効いたのかは、この記録だけでは分けられません。
満足度は濃いめのほうが高かった
濃すぎると感じて比率を変えたのに、満足度5が出たのは1:12のときだけでした。 1:15にしてからは4か3です。
「濃すぎる」と感じたことと「満足度が高い」ことは、自分の中で別のものだったのかもしれません。 こういう食い違いに気づけるのは、記録を残していたからだと思います。
湯温の5℃の差は今回の記録では見えにくかった
1:15で淹れた回の満足度は95℃が4・3・4、90℃が4・4・4・3・3でした。 はっきりした差は出ていません。 味の評価では、コクは95℃のほうが少し高く(3.7と3.2)、甘味は90℃のほうが少し高い(2.0と2.6)という程度です。
90℃の最後の2回は満足度3でしたが、湯温のせいなのか、豆の状態などほかの理由なのかは記録からはわかりません。 回数も少ないので、これだけで湯温の影響を判断するのは難しいと感じています。
次に試したいこと
記録を見返して、次に試したいことが2つ見えてきました。
- 1:12と1:15の間(1:13〜1:14)で淹れる:濃すぎず、満足度の高かった1:12に近づける
- 挽き目を変えずに比率だけを変える:今回は比率と挽き目を同時に変えたので、ひとつずつ変えて違いを見る
条件をひとつずつ変えると、何が効いたのかを記録から読みやすくなります。 記録の始め方は毎日のコーヒーを記録すると何がわかる?にまとめています。
まとめ
16回の記録を図にして見えたのは、「濃すぎる」と感じていた1:12のほうが満足度は高かった、という食い違いでした。 感覚だけで条件を変えていたら、この点には気づかなかったと思います。
次は挽き目を固定したまま、1:13〜1:14で淹れてみるつもりです。 いつもの豆で比率を1段階だけ変えて記録してみると、自分の好みの位置が少しずつ見えてきます。
味は、色になる。
飲んだコーヒーの味が、その豆だけの色になる。探して、飲んで、記録する図鑑アプリ。
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