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毎日のコーヒーを記録すると何がわかる?抽出ログの始め方

毎日のコーヒーを記録すると何がわかる?抽出ログの始め方

同じ豆を使っているのに今日はおいしく感じる。 逆に昨日より苦い、薄い、酸っぱいと感じる。

コーヒーを淹れているとこうした違いに気づくことがあります。

しかし何が原因で味が変わったのかは意外とわかりにくいものです。 豆の量、挽き目、お湯の温度、抽出時間、注ぎ方など、味に影響する要素がたくさんあるからです。

そこで役立つのがコーヒーの抽出ログです。

抽出ログとはコーヒーを淹れたときの条件や味の感想を簡単に記録しておくことです。

この記事では初心者向けにコーヒー記録の始め方を解説します。

コーヒーの味は毎回少しずつ変わる

コーヒーの味はいくつもの要素によって変わります。

たとえば次のようなものです。

  • コーヒー豆の種類
  • 焙煎度
  • 豆の量
  • お湯の量
  • 挽き目
  • 湯温
  • 抽出時間
  • 注ぎ方
  • 保存状態

この中のどれか1つが変わるだけでも味の印象は変わります。

たとえば挽き目を少し細かくすると苦味や濃さが出やすくなることがあります。 逆に粗くするとすっきりする一方で薄く感じることもあります。

毎回なんとなく淹れているとうまくいったときの条件を再現しにくくなります。

だからこそ最低限の記録を残しておくことが役に立ちます。

抽出ログを残す3つのメリット

コーヒーを記録するメリットは大きく3つあります。

おいしかった淹れ方を再現できる

一番わかりやすいメリットはおいしかったときの条件を残せることです。

「この豆は少し粗めに挽いた方がよかった」 「湯温を少し下げたら飲みやすくなった」 「豆を多めにしたら好みの濃さになった」

こうした発見は記録しておかないと忘れてしまいます。

抽出ログがあれば、次に同じ豆を淹れるときに参考にできます。

失敗した原因を考えやすくなる

コーヒーが苦すぎた、薄すぎた、酸っぱく感じた。 そんなときも記録があると原因を考えやすくなります。

たとえば以下のように次の調整ポイントが見えてきます。

  • 苦すぎるなら、挽き目が細かすぎたかもしれない
  • 薄いなら、豆の量が少なかったかもしれない
  • 酸っぱく感じるなら、抽出が足りなかったかもしれない

記録がないと毎回なんとなく調整することになります。 記録があると少しずつ改善できます。

自分の好みがわかってくる

コーヒーの好みは人によって違います。

苦味がしっかりある方が好きな人もいれば、軽くてすっきりした味が好きな人もいます。 酸味をおいしいと感じる人もいれば、苦手に感じる人もいます。

記録を続けていくと自分がどんな味を好むのかがわかってきます。

たとえば以下のような傾向が見えてきます。

  • 浅煎りより中深煎りが好き
  • 酸味が強い豆は少し苦手
  • 朝はすっきりした味が飲みやすい
  • 休日は濃いめに淹れたい

最初に記録する項目は少なくていい

抽出ログというと細かく書かなければいけないと思うかもしれません。

しかし最初から完璧に記録する必要はありません。 項目が多すぎると続けるのが面倒になります。

初心者が最初に記録するなら、まずは次の5つで十分です。

  1. 豆の名前
  2. 豆の量とお湯の量
  3. 挽き目
  4. 抽出時間
  5. 味の感想

この5つだけでもあとからかなり振り返りやすくなります。

豆の名前

まずは使った豆の名前を記録します。

豆の名前がわからない場合は購入したお店や産地、焙煎度だけでも構いません。

たとえば以下のようなメモでも十分です。

  • ブラジル 中深煎り
  • エチオピア 浅煎り
  • ブレンド コク深め

豆の量とお湯の量

次に豆の量とお湯の量を記録します。

コーヒーの濃さは豆とお湯の比率によって変わります。

たとえば以下のように記録しておくと濃かったのか、薄かったのかを振り返りやすくなります。

  • 豆15g、お湯240g
  • 豆20g、お湯300g

スケールがある場合はグラムで記録すると便利です。 ない場合はスプーン何杯、カップ何杯というメモでも構いません。

挽き目

挽き目も味に大きく影響します。

細かく挽くと成分が出やすくなり、濃く、苦く感じやすくなります。 粗く挽くとすっきりしやすい一方で薄く感じることもあります。

ミルに目盛りがある場合はその数字を記録します。 目盛りがない場合は細かめ・中くらい・粗めのような表現でも大丈夫です。

抽出時間

抽出時間も記録しておくと便利です。

同じ豆と同じ量でも抽出時間が長くなると味が濃く出やすくなります。 短すぎると薄く感じたり、酸味が目立ったりすることがあります。

ハンドドリップなら、最初にお湯を注ぎ始めてから、落ち切るまでの時間を記録するとよいです。

味の感想

最後に味の感想を残します。

難しい言葉を使う必要はありません。

たとえば以下のような表現で十分です。

  • 苦味が強い
  • 酸味がある
  • すっきりしている
  • ちょうどいい
  • 少し薄い
  • 香りがよい
  • 後味が重い

大切なのは専門的に表現することではなく、自分がどう感じたかを残すことです。

記録を続けるコツ

抽出ログを続けるコツは完璧に書こうとしないことです。

最初から細かく書きすぎると面倒になって続きません。

おすすめは毎回1分以内で書けるくらいにすることです。

たとえば以下のようなメモで十分です。

豆:ブラジル 比率:15g / 240g 挽き目:中挽き 時間:2分40秒 感想:少し苦い。次は粗めにする。

紙・メモアプリ・スプレッドシート、どれでもいい

記録の方法は自分が続けやすいもので構いません。

紙のノートでもスマホのメモアプリでもスプレッドシートでも問題ありません。

紙のノートは手軽に書ける一方であとから検索するのは少し苦手です。 メモアプリは気軽に残せますが項目がバラバラになりやすいです。 スプレッドシートは比較しやすいですが少し入力が面倒に感じることもあります。

大切なのは形式よりも続けられることです。

まとめ

コーヒーの味は豆・量・挽き目・湯温・抽出時間など、さまざまな要素で変わります。

抽出ログを残すとおいしかった淹れ方を再現しやすくなり、失敗したときの原因も考えやすくなります。

最初に記録する項目は次の5つで十分です。

  • 豆の名前
  • 豆の量とお湯の量
  • 挽き目
  • 抽出時間
  • 味の感想

完璧な記録を目指す必要はありません。

まずは今日飲んだ一杯について「おいしかった」「少し苦かった」くらいから残してみましょう。

その小さな記録が自分好みのコーヒーに近づくヒントになります。

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