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No.027 Beans

エチオピアは紅茶っぽい…と思っていたら、ナチュラルは別物だった|ウォッシュドとナチュラルの違いと選び方

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紅茶っぽいと思っていたエチオピアのコーヒーは、ウォッシュドでした。ナチュラルを4種類飲んで気づいた味の違いと、紅茶っぽい味を探すときの豆の選び方をまとめます。

紅茶っぽいと思っていたエチオピアのコーヒーは、ウォッシュドでした。ナチュラルを4種類飲んで気づいた味の違いと、紅茶っぽい味を探すときの豆の選び方をまとめます。

はじめに

エチオピアのコーヒーといえば紅茶っぽい味、と思っていました。 初めて飲んだときに「紅茶みたい」「花のような香りがする」「苦味が少ない」と感じたからです。

ところが、エチオピアのナチュラルの豆を4種類飲んでみると、思っていた味とは違いました。 振り返ると、紅茶っぽいと感じたエチオピアはウォッシュドでした。

同じエチオピアでも、精製方法(収穫した実から豆を取り出して乾かす工程)で味の方向が変わります。 この記事では、飲んで気づいたことと、紅茶っぽい味を探すときの豆の選び方を整理します。

これまで飲んでいたエチオピアはウォッシュドだった

エチオピアのコーヒーに初めて出会ったときのことは、エチオピアのコーヒーを初めて飲んで、コーヒーの概念が変わった話に書きました。 苦味がほとんどなく、紅茶のような軽さと華やかな香りがあるコーヒーでした。

店で試飲して買ったイルガチェフェも、ウォッシュドの浅煎りでした。 家で淹れたときの試行錯誤はエチオピア・イェルガチェフェの淹れ方を見直すにまとめています。

自分の中の「エチオピア=紅茶っぽい」は、ウォッシュドのエチオピアの印象だったことになります。

ナチュラルを4種類飲んでみた

AmazonでDRIP TRIPの豆を買い、エチオピアのナチュラルを4種類飲みました。

  • エチオピア イルガチェフェ G1 コンガ農協 ナチュラル
  • ゲイシャ ゲレザ ナチュラル
  • モカ ゲイシャ ナチュラル
  • エチオピア モカ ナチュラル

ゲイシャの2種類はモカ ゲイシャとゲイシャ ゲレザが1つになったセットで買いました。

全体として感じたのは、次の3つです。

  • ベリーのような果実感があった
  • 酸味も感じられた
  • ウォッシュドより苦味を感じた

ただ、苦味はふだん飲む一般的なコーヒーと比べると控えめな方でした。 「苦いコーヒー」になったわけではなく、紅茶っぽい軽さとは別の方向に寄った印象です。

おもしろいのは、イルガチェフェの豆もナチュラルだったことです。 産地の名前が同じでも、精製方法が違えば紅茶っぽい味になるとは限らないとわかりました。

ウォッシュドとナチュラルの違い

ウォッシュドとナチュラルの違いは、果肉をいつ取り除くかです。

項目ウォッシュドナチュラル
作り方果肉を取り除き、水で洗ってから乾かす果肉がついたまま乾かし、あとで取り除く
味の傾向すっきり、透明感、きれいな酸味甘み、果実感、濃い香り
商品説明でよく見る言葉ジャスミン、レモンティー、紅茶、柑橘ベリー、赤ワイン、熟した果実、ジャム

ナチュラルは果肉がついたまま乾かすので、果肉や発酵の影響を受けやすいといわれます。 そのぶん香りが強く、豆によっては発酵感やクセを感じることもあります。

精製方法ごとの違いはコーヒー豆の精製方法とは?ウォッシュド・ナチュラル・ハニープロセスの違いと味の特徴で詳しく解説しています。

紅茶っぽい味を探すなら、まずはウォッシュド

紅茶のような味を探すなら、豆を選ぶときに次の3つを見るのがおすすめです。

  1. 精製方法がウォッシュドであること
  2. 焙煎度(豆を煎る深さ)が浅煎り〜中浅煎りであること
  3. 味の説明に「紅茶」「ジャスミン」「レモン」「フローラル」などの言葉があること

反対に、味の説明に「ベリー」「ワイン」「熟した果実」などの言葉が多い豆は、ナチュラルらしい果実感が強いかもしれません。

ナチュラルが悪いわけではありません。 果実感のあるコーヒーを飲みたいときには、むしろナチュラルの方が合っています。 ただ、紅茶っぽさを期待して選ぶと、自分のように「思っていた味と違う」と感じる可能性があります。

商品説明で見分けるときの目印

見るところ紅茶っぽい味を探すなら果実感を楽しみたいなら
精製方法ウォッシュドナチュラル
焙煎度浅煎り〜中浅煎り浅煎り〜中煎り
味の説明紅茶、ジャスミン、レモン、シトラスベリー、ワイン、熟した果実、ジューシー

産地名だけで選ばず、精製方法と味の説明まで確認すると、思っていた味に近い豆を選びやすくなります。

淹れ方で調整するときは

精製方法だけでなく、淹れ方でも味の出方は変わります。

一般的には、酸味がとがって薄いと感じたら湯温を少し上げるか、挽き目を少し細かくします。 苦味や渋みが気になったら、湯温を少し下げるか、挽き目を少し粗くします。

ウォッシュドの浅煎りで紅茶のような香りが出ないときに、湯温を90℃から上げてみた話はエチオピア・イェルガチェフェの淹れ方を見直すに書いています。 湯温と蒸らしの基本はハンドドリップのお湯の温度と蒸らし時間を参考にしてください。

まとめ

「エチオピアなら紅茶っぽいはず」と思っていましたが、紅茶っぽかったのはウォッシュドのエチオピアでした。 ナチュラルを飲んでみると、ベリーのような果実感と酸味があり、苦味もウォッシュドより感じました。

紅茶のような味を探しているなら、エチオピアの中でもウォッシュドの浅煎り〜中浅煎りから選んでみてください。 果実感を楽しみたいなら、ナチュラルを試す価値があります。

自分は紅茶っぽい味が好きなので、次に買うならウォッシュドにするつもりです。 産地名だけでなく、精製方法と味の説明まで見て選んでみます。

味は、色になる。

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