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No.019 Beans

コーヒー豆は産地でこんなに違う?エチオピア・ケニア・ブラジル・コロンビアの味の特徴を比較

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豆
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コーヒー豆は産地で味が大きく変わります。エチオピア・ケニア・ブラジル・コロンビアの味の特徴と違いが生まれる理由を初心者向けに解説します。

コーヒー豆は産地によって味が大きく違うことをご存知でしょうか。コーヒーショップやスーパーで豆を選ぶとき、パッケージに「エチオピア産」「ブラジル産」といった原産国が書かれているのを見たことがあると思います。

「産地が違うと何が変わるんだろう」「なんとなく選んでいるけど、実は好みの味がある産地があるかもしれない」

そんな疑問を持ったことがある人は多いのではないでしょうか。

実はコーヒー豆は産地によって酸味の強さや甘みの質、香りの傾向がはっきりと変わります。産地の特徴を知っておくと、次に豆を選ぶときの判断材料が増えて、コーヒー選びがぐっと楽しくなります。

この記事ではコーヒーの代表的な産地であるエチオピア・ケニア・ブラジル・コロンビアの4つを取り上げ、それぞれの味の特徴と、その違いが生まれる理由を紹介します。

コーヒーの味は何で決まる?

産地ごとの味の違いを見る前に、味を決める3つの要素を簡単に押さえておきましょう。

標高

コーヒーの木は標高が高い場所で育つほど、実がゆっくり熟します。ゆっくり熟すことで豆の中に酸味や甘みのもとになる成分がしっかり蓄積されるため、標高の高い産地の豆は酸味が明るく、風味が複雑になりやすい傾向があります。

精製方法

精製方法とは、収穫したコーヒーチェリー(コーヒーの実)から豆を取り出して乾燥させるまでの処理方法のことです。代表的な方法に、果肉を取り除いてから水洗いして乾かす「ウォッシュド」と、実がついたまま乾燥させる「ナチュラル」があります。ウォッシュドはクリーンで明るい酸味が出やすく、ナチュラルは果実味のある甘みが出やすいという違いがあります。

品種

コーヒーの木にも植物としての品種があり、品種によって元々持っている香りや酸味の傾向が異なります。同じ産地でも品種が違えば味わいも変わります。

これらの要素が組み合わさることで、産地ごとの個性的な味が生まれます。

産地別の特徴比較

ここからは代表的な4つの産地を、味の特徴とあわせて紹介します。

エチオピア|フルーティーで華やかな香り

エチオピアはコーヒーの発祥地といわれる国で、標高1,800〜2,200mほどの高地でコーヒーが栽培されています。

標高が高いぶん実がゆっくり熟すため、ジャスミンのような華やかな香りと、レモンやベリーを思わせるフルーティーな酸味が特徴です。紅茶のような軽やかな口当たりで、コーヒーが初めての人でも飲みやすいと感じることが多い産地です。

「コーヒーは苦いもの」というイメージを覆されるような、華やかな一杯に出会えるのがエチオピア産の魅力です。

ケニア|力強くはっきりした酸味

ケニアはアフリカ東部に位置し、こちらも高地で栽培が行われています。ケニア産コーヒーの特徴は、なんといっても力強くはっきりとした酸味です。

カシス(ブラックカラント)やグレープフルーツを思わせる、輪郭のくっきりした酸味が持ち味で、コーヒー好きの間でも根強い人気があります。エチオピアが「華やかな酸味」だとすると、ケニアは「鮮烈な酸味」というイメージです。

酸味のあるコーヒーが好きな人は、ぜひ一度試してみてほしい産地です。

ブラジル|ナッツとチョコレートのやさしい甘み

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国です。エチオピアやケニアと比べて標高が低い産地が多く、酸味は穏やかでマイルドな味わいになる傾向があります。

代わりに際立つのが、アーモンドやヘーゼルナッツのようなナッツの香ばしさと、チョコレートを思わせるやさしい甘みです。クセが少なく飲みやすいため、毎日飲むコーヒーやミルクを合わせるカフェオレのベースとしても人気があります。

「酸っぱいコーヒーは苦手」という人には、まずブラジル産から試してみることをおすすめします。

コロンビア|酸味と甘みのバランス型

コロンビアはアンデス山脈に沿って栽培地が広がっており、地域によって少しずつ個性が異なりますが、全体として酸味と甘みのバランスが取れた味わいが特徴です。

キャラメルのような甘みと柑橘系のさわやかな酸味が同居していて、エチオピアほど華やかすぎず、ブラジルほど穏やかすぎない、ちょうど中間のような味わいです。

「いろいろな産地を試したけれど、結局どれが好みかわからない」という人は、まずコロンビア産から基準を作ってみるのもよい方法です。

自分の好みに合う産地の選び方

ここまでの内容を簡単にまとめると、次のような傾向があります。

  • 華やかな香りとフルーティーな酸味が好き → エチオピア
  • はっきりした強い酸味が好き → ケニア
  • 酸味が苦手で、やさしい甘みが好き → ブラジル
  • 酸味と甘みのバランスを楽しみたい → コロンビア

とはいえ、実際に飲んでみないと自分の好みはわからないものです。同じ産地でも農園や精製方法によって味わいは変わるため、まずは気になった産地から少しずつ試してみるのがおすすめです。

まとめ

コーヒー豆は標高・精製方法・品種といった要素の組み合わせによって、産地ごとに個性的な味わいが生まれます。エチオピアの華やかな酸味、ケニアの力強い酸味、ブラジルのやさしい甘み、コロンビアのバランスの良さと、それぞれに違った魅力があります。

とはいえ、文章で読むだけではなかなかイメージがつかみにくいのも事実です。産地の違いを手軽に体験してみたい人には、複数の産地の豆が少量ずつセットになった飲み比べセットもおすすめです。

自分の舌で飲み比べてみると、この記事で紹介した特徴がより実感しやすくなります。ぜひお気に入りの産地を見つけてみてください。

産地だけでなく精製方法による味の違いも知っておくと、豆選びがさらに楽しくなります。あわせて以下の記事も参考にしてください。

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